こんにちは。森の店長です。
本日、通販商品を追加しています。
(今日は最低20品を追加予定)
上部メニューの【通販】から見られます。
で、今日のブログの本題。
【フィギュアの高額化パターンについて】
フィギュアを集めている人なら、誰でも思ったことがあるはずです。
「何で、このフィギュア、こんな高くなっとんねんッ!?」 と
そう。
フィギュアには、
◆ 【定価より価格が上がる商品】↑↑
◆ 【定価より価格が下がる商品】↓↓
が存在します。
そして高額化するパターンは大きく分けて2つ。
パターン1 【最初からひたすら高い】
パターン2 【最初は安いが、価格が跳ね上がる】
これについて説明しましょう。
パターン1 【最初からひたすら高い】
これは読んで字の如く、
【発売が開始されてから、ずっと価格が高い】というパターンです。
多くの商品に見受けられるのが、これです。
何故、こういったパターンが発生するのか?
まず、下の “フィギュア業界のいろは”を見て下さい。
フィギュア業界のいろは
◆商品の予約→販売までの期間が長い
◆予約時の完成見本(デコマス)はプロが作った唯一の品で、販売される商品そのものではない
◆実際に発売される商品は、デコマスとかなり違ったものになる場合がある
◆特にメーカーによって、その差が激しい
◆予約時の商品価格は10~20%引、発売に至ると定価での販売となる
これは皆さんも、よくご存じの事だと思います。
この業界アルアルを知らないと、悲惨な目にあいます。
デコマスを見て、「このフィギュア良いじゃん!」と思う。
→予約解禁と同時に、予約する
→半年後に商品が届く。
→デコマスと全く違う邪神像と対面する。
→ (´・ω・)? 何がどうなっているのか、サッパリ分からない。
→( ゚∀゚)・;’.、 理解と同時に、吐血&発狂。
→ ガクッ!!_| ̄|○ …_| ̄|(:;.:…_| ̄!:. ::;……._i:…..
→今ココ となるわけです。
店長、【プルクラ】の商品だけは二度と買いません。
(リヴァイ×3、お前の死は無駄にはしない・・・・ プルクラ:リヴァイ事件まとめ リンク )
フィギュア購入者には
実店舗での現物確認が最低条件、
もしくは
購入者の写真レビューを見ないと、怖くて商品が買えないという人が多いはずです。
つまり、
【予約そのものが敬遠されやすい】という土壌が
フィギュア業界には備わっているわけです。
予約が少ない。
→販売数が減る。
→恐れをしらない猛者による購入レビュー
「 これはイイものだ (´ ▽ `)b 」
→少ない実弾に待機者が殺到
→高額取引スタート
→弾が追加供給されるか、供給が行き渡るまで高額が続く。
という状況となります。
ただ、最近はメーカーもよく再販をかけて
供給量を増やしやすくなっているので、状況は緩和することが多いです。
ただし
◆ワンフェス限定 100体限定
◆メーカー通販 300体限定
といった数量限定品は、再販も期待できず、
告知と同時に争いが始まっていますし
メーカー通販サイト限定品などは、
【存在そのものを知らない】→【存在を知ったときには完売】と
“勝負をする前から負けている”という状況があり得ます。
これらを回避するには
・マメな情報収集
・メーカーに対して自分の中の信頼度の設定
などが必要となってきます。
あとは【度胸】
失敗してもいいから、とりあえず買ってみるという人は
言うまでもなく最強だと思います。
パターン2 【最初は安いが、価格が跳ね上がる】
これを引き起こす、主な要因は一つ。
【油断】です。
フィギュアでも何でも、
物の価値というのは【需要と供給のバランス】によって決まります。
同じ傑作フィギュアでも
100個しかない時と、10000個ある時では、全く価格が違うはずです。
典型的な例でいうと、オーキッドシードのカイハーンが挙げられます。
ノーマル版が高騰して、バージョンアップした1.5版となって再販が掛かった時
こいつは5000円近辺をウロウロしていました。
しかし、それが今では、1万越えです。
「再販したから、いつでも買える」
ほとんどの人が、そう思っていたはずです。
カイでそんなのですから、アルター製のアスカに至っては言わずもがなです。
当然のように初回販売:高騰 →再販:下落→ 現在:最高騰。
コレを書いている時のamazon価格は14000円。
安い時は8000円程度で3体仕入れたものですが、恐ろしいものです。
前述の【最初からひたすら高い】というパターンは
「時間経過と共に価格が落ち着いてくる」とう傾向があり、
それなりに救いがあります。
ですが、今回の
【最初は安いが、価格が跳ね上がる】というパターンに関しては
再販が掛からない限り、ほとんど値段が下がりません。
ボークス:狼と香辛料 ホロ
このあたりの価格の上がり方は恐ろしいです。
これも、秋葉のボークスショップで全然売れていなかったのを覚えています。
高額化が激しいフィギュアというのは
「フィギュア化に恵まれていないキャラ」という時があります。
ホロのスケールフィギュアは4,5体ほどありますが、
ストライク・ザ・ブラッドの 姫柊雪菜は
パンツの色変えただけの同一造形を除けば、エクスプラスの1体のみ。
エクスプラス製というだけで首を傾げる出来映えですが
スケールフィギュアがこれしか無いとなれば、高額化もやむなしです。
(アルター製登場で状況が覆されるのは、間違いないですが)
→追記: そういえば、BEACH QUEENS PREMIUMもあったので、2015年時点では2体ですね。
長くなりましたが、
このパターンの時に言えることはただ一つ
【機を逃すな!】
欲しいと思ったものが、安いと思えた時に買えれば
それに越したことはないわけです。
それが 「定価」なのか、「定価の80%」 なのか、
はたまた「定価の120%」なのかは、人によります。
ただ、それは人が決める事ではなく、当人が決めることです。
機を判断する要素は
◆知識
◆経験
◆状況
蓄え、備え、整えれば、
あなたの“機”は見えてくるはず。
ご参考になりましたか?
あなたのフィギュアライフに幸あらんことを。
ではでは。