Forestへ ようこそ! 森の店長です。
毎年、この時期になると
似たような記事を書いていますが
夏です!
夏祭りです!
で、
蒜山の夏祭りといえば、
【大宮踊り】
(おおみやおどり)
がなくては、始まりません。
灯籠の下に切り絵細工を飾り
唄い手を中心にまわる蒜山特有の盆踊り。
国の指定する重要無形文化財として
登録されている由緒正しき伝統行事です。
唄は二種類。
しめ縄で太鼓を叩いて、調子を取り
あとは人の声だけで構成。
それに対し、踊りは三種類。
「あおい」
「しっし」
唄い手の周りで、一般参加者が踊る優雅な舞い。
蒜山の小・中学生なら運動会でも踊るという
有名な踊りです。
基本的に、大宮踊りとは
この「あおい、しっし」の二つを指します。
しかし、冒頭に述べたように
大宮踊りには、三つ目の踊りがあります。
それが
「てんこ」
大宮踊りの
ラスト15分に登場する一団専用の踊りです。
こいつはメディアでは、秘匿扱いされており
最近では三番目の踊りは「まねき」だとか、
訳分からん事を書いて、隠されています。
何故なら、
下ネタ全開だから。
てんこは、六人で構成されています。
◆杵(きね)
杵を振り回し、下方に向けて
杵を力強く突き下ろす。
◆鐘(かね)
音頭をとる。
◆きゅうり
人の腕まで成長させた巨大キュウリを
二つに折ったものを持ち、
その割れ目に指を突っ込みながら
周囲に向けて手当たり次第に
種をまき散らす。
◆どじょう
どじょうをすくう動きをして
時に魚を捕ったふりをし、
時に魚が捕れずに石を投げ捨てる所作をする。
◆すりこぎ
○○に見立てた棒を持ち、
「俺のドリルは
天を突くドリルだァッ!」
と、ばかりに
四股を踏む要領で、
妊婦の持つすり鉢に対して、
股間から全力で棒を突き上げる。
※ 時折、小刻みに揺らす
※ 時折、なで上げる。
アドリブ自由。
◆大腹
すり鉢を持ち、
すりこぎの棒に対して受ける格好をする。
と、まぁこんな感じ。
てんこは、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈願しているので
こういった内容なのですが
子細を他人に伝えると
得てして
「なんで、そんな下品なん?」と
言われます。
・・・
その度に
(こいつ、マジ分かってねぇ・・・)と思います。
古く日本の性文化は大らかであったと
言われています。
(日本史に眠るトンデモ「性豪」伝説!
ご先祖様たちはこんなに大らかに楽しんでいた)
現在、浸透している貞操観念の強さは、
西欧文化が入り込んだ影響によるもので
ここ百数十年の内に構築されたものに過ぎないわけです。
古来から日本の祭とは
農民の息抜きであり、
その主体的な楽しみは野合(夜ばい)に他ならなかった、と
リンク記事では述べられています。
その夜ばいという文化は、
現在では消えましたが
かなり遅くまで残っていたのは事実として伺えます。
(八ッ墓村の着想となった
「津山三十人殺し」 (1938年)は
犯人の結核感性→夜ばい相手の拒否という
一連の事象によって発生したらしいので)
その辺については、
マンガの「花園メリーゴーランド」とか読めば
理解しやすいかもしれません。
で
そもそも、昔と今とでは
人口問題の重要性に雲泥の差があるの事も
忘れてはいけません。
昔の農村は、人=労働力。
村全体が家族というような概念の中で
生活しており、
子供は、多産多死というのが基本。
今のように、
一人娘を、蝶よ、花よ、と
愛でて育てられるような環境下ではありません。
※大体、二十歳までには死ぬ。
自分の子だろうと、
人の子だろうと、
生まれてしまえば、村の宝だと
いう考えもあったそうです。
時代背景も考えずに
低俗だ、何だ言う輩は
「そこんとこ、考えてんのかい?」と
言いたいところです。
で、自分は
上記の考えを元に
正しい認識をもって
嫌がる大衆に対して
キュウリの種を
まき散らします
長くなりましたが
蒜山の夏祭りはメインが8/15で、
当店の目の前で県下最大級の
打ち上げ花火が上げられます。
間違いなく、
うちの敷地が最も近く
視界全てが花火で埋まります。
オーフェン的に言えば
最接近領というような感じです。
夏の蒜山では
大宮踊りを楽しんではいかでしょうか。
ではでは。